『骨盤矯正』、その効果はどこも「同じ」だと思いますか?

『骨盤矯正』という言葉は、今ではポピュラーなものになり、街を歩けば毎日のように看板や広告で目にするのではないでしょうか。

 

多くの整骨院や整体院などで行われている『骨盤矯正』ですが、

「どこの『骨盤矯正』も同じなの?」

「ほかの『骨盤矯正』とどう違うの?」

「なんだかボキボキ痛そう」

「ほんとに効果あるの?」

なんて思われている方が多いのではないでしょうか。

目次

骨盤ってどこのこと?

早速ですが、少し聞きなれない専門用語が出てきます。

これは専門用語というか、骨や関節の名前のためお許しください。

下の画像に、黒字ででている名前しか使いません。

 

そもそも、骨盤とはどこのことなのか?

 

骨盤の周りの名称の入った図

 

一般的に骨盤とは、真ん中の「仙骨」と、その両端についている左右の「寛骨」の三つの骨でできています。

 

その「仙骨」と左右の「寛骨」が作る関節を「仙腸関節」と言います。

『骨盤矯正』をされる先生の多くは、この「仙腸関節を戻す」ということをよく言われるので、聞いたことのある人もいるでしょう。

 

 そして、これらは至極当然のことなのですが、凡座の考える『骨盤』、『骨盤矯正』はもう少し範囲の広いものです。

凡座の考える『骨盤』とは

先ほどまでは、一般的に考えられている『骨盤』のお話でした。

 

それでは、凡座の考える『骨盤』とは。

真ん中の「仙骨」と左右の「寛骨」の三つの骨からなる、左右の「仙腸関節」と、上記の画像真ん中の下にある、左右の「恥骨」が作る関節を含めた、一つの輪(環)としての『骨盤』に、左右の「股関節」を加えたこの画像にあるほぼすべてを、一つの『骨盤』として考えています。

 

そして、その全体としての『骨盤のバランス』こそが、身体にとって最重要事項になります。

 

「左右の仙腸関節」と「左右の股関節」、そして「左右の恥骨」をそれぞれバラバラにみていては、持続的に『身体のバランスを安定』させることはできません。

一般的な『骨盤異常』の考え方

多くの『骨盤矯正』をしている整骨院、整体院では、「骨盤異常」を左右を独立して考えているか、もしくは骨盤を「仙腸関節」だけと、とらえているところが多いように思います。

 

そして、異常をみるときに比較するのが、左右の形状の差(見た目)、足の長さの差で比較するところが大半です。

レントゲンを撮って確認するところも、左右の見た目の比較ですね。

 

背骨のレントゲン画像

 

これは骨盤に限らず、肩、股関節、膝など体のどの場所にでも言えることですが、「左より右が上がってる」とか「右より左が短い」とか。

 

本当にそうなのでしょうか?

 

本来はその逆かもしれませんし、その他の部分に異常があって、今見ているところに左右差が出ているのかもしれません。

 

また、もともとの形状がそうであったり、ケガや骨折、事故などの影響で形状が変わったのかもしれません。

 

そのため、『単純にその場所だけの左右による見た目の比較』というのは、注意しなければいけないと考えています。

体の左右差の比較

凡座でも、左右差を比較することはあります。

しかし、『今見ているその場所だけの左右差』を比較することはありません。

これはとても大事なことです。

 

背骨の曲がった女性の絵

 

たとえば、上の画像の肩の部分が屋根、背骨が柱、腰の部分が家の土台と考えてみてください。

 

自宅の屋根が傾き、大工さんに家を見てもらうとしましょう。

この時、大工さんは傾いた屋根しか見ないと思いますか?

 

屋根を支える梁、柱と目線を下げていき、家の土台、基礎、場合によっては地盤の確認までするのではないでしょうか。

屋根の傾いた原因が、屋根にあれば屋根だけみていても大丈夫かもしれません。

 

しかし、柱がゆがんでいたら?

土台にひずみが出ていたら?

地震などで地盤のゆるみが出ていたら?

 

傾いた屋根だけ戻したとしても…

意味ないですよね。

 

それどころか、ある日突然、柱が折れて家が崩壊してしまうかもしれません。

体で言えば、新たな痛みや違和感といった症状が出てくる、ということです。

骨盤矯正の達人?

骨盤矯正」って、どんなものかご存知ですか?

 

いろんな整骨院、整体院などがいろんな「骨盤矯正」を行っています。

今までに「骨盤矯正」を受けたことのある方もいれば、どんなものか知りたいと思っている人もいることでしょう。

 

骨盤矯正」を行っている施術者の中でも、「骨盤矯正」の本当の意味を理解している人は、ほんの一握りいるかいないだと思います。

いや、そんな「骨盤矯正の達人」はいないかもしれません。

人体は小宇宙

私は、この記事を書いている時点で、この業界に入り14年が過ぎました。

そして、一番最初に勉強したい!、と強く熱望した理論、哲学、学問を現在も勉強し、それが私の施術のベースとなっています。

 

しかし、14年間勉強し(2017年11月現在)、多くの方の施術をしてきましたが、「骨盤矯正」の本当の意味を理解しているのか?

と、問われると、「理解しています」とは答えることができません。

 

宇宙空間と星

 

よく人体は宇宙に例えられ、「人体は小宇宙」、「驚異の小宇宙」などと呼ばれています。

現在、宇宙のことは4%ほどしか解明されていないと言われ、人体に関しても、10%に満たないほどの理解しか得られていないと言われています。

 

しかし、実際には、何をもって100%なのか?

ということもわからないので、もっと低いのでは?

と、感じています。

 

そんな中で、「骨盤矯正」の本当の意味を理解している。

なんて人はおそらくいないことでしょう。

骨盤矯正」とは

という小難しい話はさておき、現実的な話に戻りましょう。

では、『骨盤矯正って何?

というところからまいります。

 

一般的な「骨盤矯正」とは…

・外見上、ゆがんだ骨盤を「元の位置に戻す」、ことを「骨盤矯正」と呼ぶ人

・動きの悪さを「元に戻す」ことを「骨盤矯正」と呼ぶ人

・その両方を「元に戻す」ことが「骨盤矯正」と言う人

などが一般的でしょう。

 

このように、「骨盤矯正」に対する考えは施術者によって違います。

そのため、「骨盤矯正」の方法も施術者によってまったく違います。

凡座の「骨盤矯正」と180度違う「骨盤矯正」も数多く存在します。

凡座の『骨盤矯正』

では、凡座の「骨盤矯正」はさきほど上げた三つのどれにあたるのか?

 

答えは、どれでもありません。

 

???

 

かもしれませんが、三つに共通するのが、「元に戻す」ということです。

初めて見る方の「元の位置どこなのか?」、「元の動きはどれくらいなのか?」、というのは、わかりっこありません。

 

また、「元の位置、とは何歳の時の元の位置なのか?」、「元の動き、とは歳の時の元の動きなのか?」というのもわかりません。

 

自分の体でもわからないのに、人の体でそんなことがわかりますか?

 

プロだからわかる?

専門家だからわかる?

達人だからわかる?

どう思いますか?

 

凡座の「骨盤矯正」、「関節矯正」は、『」のあなたの体に対して、関節が無理なく正しく動く状態に整える』ということです。

この場合の「正しく」とは、異常な動きでない、ということです。

関節は動けば動くほどいい?

教科書通りの位置に関節が戻ればいいのではなく、教科書通りの角度に関節が動けばいいのではありません。

 

あなたにはあなたの、私には私の持って生まれた体の形や動きがあります。

さらに、年齢が行けば行くほど、骨の形状も変わりますし、筋力も変化します。

そのため、関節も、以前と同じ動きをするのは難しくなります。

 

60代の人が20代の時の動きはできませんし、たとえ20代の動きが出来たとしても、60代の関節ではその動きに耐えられません。

 

また、腰痛でも肩こりでも、膝痛でもなんでもそうですが、症状が強ければ強いほど、全体のバランスも崩れています。

そのため、仮に、腰なら腰、首の関節なら首の関節、膝なら膝関節だけを完璧な位置に戻したとします。

 

そして、その時は症状がよくなったとしましょう。

しかし、全体のバランスが崩れたまま、ある一部分だけを戻してしまったため、しばらくするともともとの症状が悪化したり、今までなかった他のところに症状が出たり、ということはよくあります。(腰に関しては当てはまらないこともあります)

 

「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、施術をするときにも「このこと」を気を付けなければいけません。

『骨盤矯正』の方法

『骨盤矯正』の方法は、何度も言いますが、『骨盤矯正』を行う先生によって異なるので、同じ方法でも行う先生によって全くと言っていいほど変わります。

そのため、『骨盤矯正』を行う先生の数だけ『骨盤矯正』の方法があると言ってもいいくらいです。

 

主なものを上げると、

・ボキボキ系の力技『骨盤矯正』

・引っ張り系(けん引)の力技『骨盤矯正』

・マッサージなどの癒し系『骨盤矯正』

・ストレッチなどのスポーツ系『骨盤矯正』

・カイロプラクティック

・オステオパシー

・運動療法

など、多種多様です。

凡座の『骨盤矯正』の方法

凡座の『骨盤矯正』は、上記のどれにもあてはまりません。

凡座の『骨盤矯正』と一般の『骨盤矯正』の考え方の大きな違いは、

骨盤を意図的に動かそうとしているのか、していないのか』というのが、大きな違いです。

 

人の体、関節というのは、とても微妙なバランスで保たれています。

これだけ科学が発達した現在でも、人の体のことはまだまだ分からないことが多いですし、人間の動きをロボットで再現することも不可能です。

 

それだけ精密な人の体の、極わずかな関節の異常やズレを戻すのに、大きな力を加えたり、引っ張ったり、押したりもんだりして、関節の異常やズレが戻るのでしょうか?

高く積んだ積み木のズレを修正するのに、大きな力を加える人はいないはずです。

 

凡座の『骨盤矯正』は、自然に関節が適切な位置に戻っていく手助けをするように持って行ってあげる。

そんな『骨盤矯正』です。

 

私が意図的に、あなたの関節や骨を動かそうとはしません。

私自身は力を入れますが、あなたの体にその力の全て加えることはしません。

あなたの体に感じる力は、私が入れている力の十分の一ほどの力しか感じません。

 

ただし、あなたの体の状況や症状に合わせて、意味合い、やり方は違いますが、運動療法とストレッチ系を利用した『骨盤矯正』は、凡座でも取り入れています。

 

にこやかな家族の画像

 

小学校入学前のお子さんから妊婦さん、高齢の方まで、安心して受けてもらえるのが、凡座の『骨盤矯正』です。

『骨盤矯正』は考え方が大事

結局のところ、『骨盤矯正』とは、方法が大事なのではなく、「考え方が大事」なのです。

考え方がしっかり出来上がっていたら、『骨盤矯正』の方法は、あなたの体と症状に合わせて、ベストなやり方を選択すればいいのです。

 

もし、ベッドに寝て行う『骨盤矯正』しかできない先生であれば、ぎっくり腰でベッドに横になれないあなたをどのようにしてみるのでしょうか?

 

もし、自分の整骨院なり整体院にある、ベッド、施術器具などを使わなければ『骨盤矯正』できない先生であれば、立つことができない、通うことができない状態のあなたをどのようにしてみるのでしょうか?

 

自宅で家族がそのようなことになれば、どのようにして対応するのでしょうか?

 

『骨盤矯正』を行う上で大事なことは、「方法」ではなく、「考え方」です。

『骨盤矯正』は安心、安全が大事

そして、もう一つ『骨盤矯正』を行う上で大事なことがあります。

それは、『安心、安全』な方法を選択することです。

 

どれだけ素晴らしい考え方であなたの体をみていても、施術が危険な処置であったり、あなたが安心感を感じられないような施術や施術者であれば、『骨盤矯正』は成功しませんし、最悪の場合、壊してしまうことになりかねません。

まとめ

施術者には真摯に『あなた』と、あなたの身体に向き合う覚悟が必要です。

その覚悟があれば、『あなた』と、あなたの身体を最優先に考え、日々知識と技術の研鑽を欠かさないことでしょう。

 

そんな信頼できる施術者と出会えることができれば幸せですね。

私は一人でも多くの方にそう思ってもらえるように、日々鍛錬していきます。

 

【骨盤矯正(整体)】について

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当院では、施術だけでなく歩行指導、運動指導、日常生活指導、食養生などを通じて再発防止に力を入れています。

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